疲れやすい女性が注意すべき病気
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睡眠もとれているし、栄養バランスも偏っていないのに、疲れやすいなと感じる時は何かの病気にかかっているサインかもしれません。
女性は女性ホルモン関係により、男性より発症しやすい症状や病気があります。
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特に月経時や前後はホルモンバランスが不安定になるとともに、自律神経の乱れもでやすいのです。
生理前に、肩こりや手足の冷え、めまいなどの症状を強く感じる方は、自律神経が乱れやすいタイプです。
普段から「交感神経」が優位になりやすいので、血管・神経系に不調が出やすくなります。
交感神経優位で末端まで血行が行きわたらないと子宮や卵巣へも栄養素も十分に運ばれていきません。
卵巣の機能が弱まり、女性ホルモンも乱れてしまいます。
影の番人、自律神経のバランスが崩れると
自律神経は私たちを生かしてくれている大切な神経です。
手足を動かすには意識をすれば動かすことができますが、胃を動かしたり、血液を流したりすることは自分で意識してできないですよね?
この”意識してできないこと”を自律神経はやってくれています!
呼吸をしたり、消化をしたり、栄養を吸収したり、24時間休むことなく働き続けているかなりの働き者です。
さらに自律神経は二つに分かれます。
主にお昼に活発化する「交感神経」と夜に活発化する「副交感神経」があります。
「交感神経 」は活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時に働きます
「副交感神経」は休息している時、リラックスしている時、寝ている時に働きます。
この二つがバランスよく働くことで、私たちは元気に一日を過ごすことができます。
逆にこの二つのバランスが崩れることで様々な不調が現れてきます、特に不調が重くなると自律神経失調症と診断されることがあります。
自律神経失調症は不規則な生活や習慣などにより、自律神経のバランスが乱れるためにおこる様々な身体の不調のことです。
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自律神経失調症の主な症状
<頭> 頭痛、頭重感
<耳> 耳鳴り、耳の閉塞感
<口> 口の乾き、口中の痛み、味覚異常
<目> 疲れ目、なみだ目、目が開かない、目の乾き
<のど> のどの異物感、のどの圧迫感、のどのイガイガ感、のどがつまる
<心臓・血管系> 動悸、胸部圧迫感、めまい、立ちくらみ、のぼせ、冷え、血圧の変動
<呼吸器> 息苦しい、息がつまる、息ができない、酸欠感、息切れ
<消化器> 食道のつかえ、異物感、吐き気、腹部膨満感、下腹部の張り、腹鳴、胃の不快感、便秘、下痢、ガスがたまる
<手> 手のしびれ、手の痛み、手の冷え
<足> 足のしびれ、足のひえ、足の痛み、足がふらつく
<皮膚> 多汗、汗が出ない、冷や汗、皮膚の乾燥、皮膚のかゆみ
<泌尿器> 頻尿、尿が出にくい、残尿管
<生殖器> インポテンツ、早漏、射精不能、生理不順、外陰部のかゆみ
筋肉・関節 肩こり、筋肉の痛み、関節のいたみ、関節のだるさ、力が入らない
<全身症状> 倦怠感、疲れやすい、めまい、微熱、フラフラする、ほてり、食欲がない、眠れない、すぐ目が覚める、起きるのがつらい
<精神症状> 不安になる、恐怖心におそわれる、イライラする、落ち込む、怒りっぽくなる、集中力がない、やる気がでない、ささいなことが気になる、記憶力や注意力が低下する、すぐ悲しくなる
身体に痛みがでていても、内臓や器官の病変によるものではないので、内科や整形外科で検査をしても「異常なし」と診断されることが多く、けれど身体の不調や精神的な不調がでていて、人によっても症状がさまざまです。
また正式な病名ではなく、自覚症状があるのに検査をしても異常がみつからない時に、自律神経失調症と診断されることが多く、本来は別の病名がつくはずのものを、安易に自律神経失調症と診断づけるケースも残念ながら少なくないようです。
身体が頑張り過ぎてしまう、バセドウ(バセドー)病
もう一つ特に女性を疲れさせるホルモンとして言われているのが、甲状腺ホルモンです。
甲状腺とは喉仏のすぐ下にある、チョウチョの形をした小さな臓器で、そこから分泌されるのが甲状腺ホルモンです。
甲状腺ホルモンというのは、それ自体が生きていくのに欠かせないもので、噛み砕いて言うと「元気をくれるホルモンです」
適正量が分泌される健康な状態であれば、新陳代謝を高めて細胞を活性化する働きをします。
ですが、この甲状腺ホルモンが異常分泌する病気があります。
それがバセドウ(バセドー)病という病気で、甲状腺の働きに異常が生じ、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になります。
そのため、全身が活性化しすぎてしまい、全身が大量のエネルギーを消費して、疲れてしまうのです。
このバセドウ病は、患者数の多くが女性で男性と比べると約5〜7倍と言われています。
知名度があまり高い病気ではありませんでしたが、2007年に歌手の絢香さんが発症したことで、この病気を知った人も多くいるのではないでしょうか?
バセドウ病の主な症状
甲状腺ホルモンが必要量より大量に産生され、血液中に多く流れ全身の新陳代謝を活発にさせる為に、以下のような様々な症状が現れます。
<全身症状> 暑がる、疲れやすい、だるい、体重減少、又は体重増加
<顔つき・首> 目つきがきつい、眼球突出、複視、甲状腺腫大
<神経・精神症状> イライラ感、落ち着かない、集中力低下、不眠
<循環器症状> 動悸、頻脈、心房細動、心不全、むくみ、息切れ
<消化器症状> 食欲亢進、食欲低下、口渇、軟便、排便回数増加
<皮膚> 発汗、脱毛、かゆみ、皮膚が黒くなる
<全身症状> 脱力感、筋力低下、骨粗鬆症、手足のふるえ、周期性四肢麻痺(男性のみ)
<月経> 月経不順、無月経、不妊
<血液値> コレステロール低下、血糖上昇、血圧上昇、肝障害
なぜ女性に多く発症するかは詳しくは分かっていませんが、特に20〜40代の女性に多く発症すると言われており、症状が更年期障害と間違われることがしばしばあるそうです。
自律神経失調症もバセドウ病も症状人によって様々ですし、風邪やただの疲れと思われ、見過ごしてしまいがちの病気です。
上にあげた症状で気になるものがあれば、必ず専門医を受診しましょう!
どちらも、他の病気や風邪と同じように、早期発見・早期治療が重要だそうです。
我慢せず、怖がらずに早めに診てもらいましょうね。
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